施設を地域の接点に




続きの動画を見る

ログインするとお気に入りへ登録できます.

ログインする.




続きの動画

ログインすると質問を投稿できます.

ログインする.

ログインするとメモを保存できます.

ログインする.

 隣の人が何の仕事をしているかわからないことも珍しくない、今はそういう社会。「地域で高齢者を見ましょう!」と言っても、その「地域」と呼べるだけの基板が整っていない。地域は1日や2日で作れるものではないから、5年10年と時間をかけて練っていく必要がある。その為の拠点になれるのが、小規模多機能である。

 元々自分が施設を立ち上げた時っていうのは、大学卒業して、三年間特別養護老人ホームで働いて、ちょっとこれ全然違うんじゃないかなっていう違和感がものすごくあったので、25歳の時にもう独立をして、会社を作って、それでグループホームとデイサービスの部門を立ち上げたんです。けど、デイサービスを主に見てたんですが、在宅を支えきれないっていうのがすごく不満があって、例えば週一回デイサービスを使われる方だと、一週間のうちの6時間しか僕は知らないわけですよ。それで在宅介護を支えてるっていうのはなんかすごくおこがましいし、うちを使うようになってすごく元気になってくれたおじいちゃんが、例えばショートステイに行って、帰ってきたらまた別人みたいになって帰ってきちゃったとか、そういうことが非常に多くて。やっぱりこう、手の平の小ささって言うんですか、ちゃんと支えてあげることが出来ないっていうのが不満でした。なので、そういうサービスとかがないかなっていうことで、勉強をデイサービス初めて五年くらい経った頃に、神奈川県だけじゃなくて日本中色々見せてもらって、富山型デイサービスだったりとか、そんな中で宅老所っていうのが凄くインパクトがあって。それの勉強をしている間に制度が追いついてきて、小規模多機能が平成18年に制度化されまして、それに乗っかったと。

 小規模多機能を始めるにあたって、日本中で実践者・先駆者の方たちのお話とかを勉強させてもらってる時に、「やっぱり地域だ」と、これからは地域で見なきゃいけないと。簡単な話で、これから高齢者になってくる団塊の世代の方っていうのは、ものすごく高齢者人口が増えるだけではなくて、昔は子供は4人5人とかいて、そのうちの誰かが見てくれたという社会でしたけど、団塊の方ってのはまあ出生率見てわかるように、せいぜい子供いても1人か2人ですし、中には団塊の方の中で結婚してないとか、離婚してしまったっていう形で、もうこれからは独居の高齢者がめちゃくちゃ多くなる。だから、家族が見てくれないって家庭が非常に沢山増えてくるっていうのが現状なんですよね。

 その中で、一つは家族が見れなくなったりとか、もう一つはじゃあ地域で見れるかと言ったら見れないですよね。今は隣の人が何の仕事してるのかよくわからないような社会だったりとかするわけですからそれも難しいと。で、明日から「じゃあ地域で見ましょう」と、よく自治体とかにね、キャンペーンとかやってますけど、「じゃあ明日から地域で見ましょう」って言えば明日から地域があるかと言ったら、無いんです。もう一つ考えられるのは施設、でも「じゃあ後5年とか10年とかで、国がものすごく高福祉政策を考えてくれて、年金がしっかりもらえて、社会保障が安定して良い施設が選び放題、という世の中が来ると思いますか」と皆さんに質問すると、大体「いやそんなことはないだろう」と答えるわけです。だからそれも当てに出来ない。じゃあこの中で他に支えてくれるものって無いと思うんですけど、この中でどうにか出来るものって、やっぱ団塊の世代の方に今さら子供産めよ増やせよしても自分の老後と子育てが一緒に来ちゃいますから難しいし、国のことも当てに出来ない。となれば地域しか無いわけですけど、でも地域は明日から無いと。やっぱ地域ってのは、1日2日でできるものじゃなくて、5年10年かけて練ってかないとできないと。その為の拠点として一番使いやすいのが小規模多機能だと思ったから小規模多機能をはじめわけです。

 ここは24時間365日、公民館としてこうやって人がいるので、普段から顔が繋がっていれば夜中何かあっても助けてって通ってくることができるし、別に利用者さんじゃなくても普段からここでお茶飲んでたりとか、実際今日も留学生の子が来てたりとか、地域のお友達が来てたりとか、金曜日だと近くの総合病院の先生とか入り浸ってたりとか、そういう形で色んな人達が来てるんですけど、そういうことが何かの時に「ちょっと助けて」ってことができる。包括支援センターへの相談とかだといきなり書類から入っちゃいますけど、「ちょっと電球替えて欲しい」とか、「ちょっと草むしりどうしようかな」とか、「困ってんだけど」とか、そういうこと言われたら、お年寄りと一緒にスタッフでみんなで行って、みんなで草刈ってくるとか、そういうことができるわけですよね。だから包括センターよりも身近な相談機関としても活かすことができます。それが一番大きいですし、実際子供たちが中には入り込んで遊んでたりとか、色んなコトなさってますし。そういう意味では地域を作るための拠点として上手く利用すると非常に、こう、今すぐどうにかできることじゃなくて、後5年10年経った時にもっと地域の、活性化っていうとなんかおこがましいですけど、自然な形でこれがたくさん地域にあると良いネットワークが出来ると思うんですけどね。


地域ボランティアの大切さ 〜おばさん料 …
 [キーワード]
 中矢暁美
 小規模多機能居宅型介護
 託老所あんき

再生時間


 託老所を立ち上げて苦労したこと
 [キーワード]
 中矢暁美
 小規模多機能居宅型介護
 地域

再生時間


高齢者と子どもの交流がよりよいケアにつ …
 [キーワード]
 中矢暁美
 小規模多機能居宅型介護
 地域

再生時間


 2分間ケア
 [キーワード]
 中矢暁美
 小規模多機能居宅型介護
 地域

再生時間

もっと見る