高齢者のアイデンティティに着目して自立を目指す




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何もできないと考えているのは、職員のかたの思い込みで、いろんなできることは沢山ある。できることをちゃんと考えていくと、スタッフの専門性も、幸福度も上がってくるし、お年寄りの自立度も幸福度も上がってくる。


ケアプランを作るときに、欠損部分の補填をしているケアマネさんが非常に多いと思っている。
どっちが気になるだろうか。気になるといったらこっちが気になるだろう。だから、ケアマネさんとかも、歩けないとか、認知症があるとか、っていうところに一生懸命はたらきかける。歩行訓練をしようとか、そういうプランができてくる。
しかし、うちで考えているのは、この残っている部分。ストレングス。その人の強み。そこにはたらきかけてケアをしている。そうすると、元気になる。
たとえば、先ほど言ったように、手続き記憶は残っているため、料理をしてもらおう、という話になると例えばじゃがいもが切れた。それで、もう実行機能障害で、その後どうすればいいかわからないとか、あるが、そこはスタッフがはたらきかけて、じゃあ次それを正六方に切ってくれる?とかできる。それで、さらに欲が出てきたら、車いすに座っていたとしても、シンクで洗ったじゃがいもを、皮剥いて、プルプルしながらでも水を出してやりたいがために立ち上がったりする。そうすると、結果的に、歩けなかったのに、筋力が上がっているとか、それが、よく自立支援というと、パワーリハビリみたいなイメージにすぐなってしまうのだが、そんなことではなくて、日常生活の中で楽しく、リハビリがちゃんとできる環境が普通にある。でもそれがこう、使えない現場が非常に多い。
それで、それをやるためには高齢者のアイデンティティ(存在意味)に対して着目してやっていく。それは一人ひとり違う。得意なこととか。やりたいこと。そのやりたいことを進める中で、ケアプランを考えていく。という考え方で、支援をしていく。
それで、「あなたとお年寄りの関係は今どの段階ですか?」っていう資料になっているが、多くの現場がここで終わっていることが多い。「業務」で終わっちゃう。だから、介護職員が、掃除をしていたりとか、介護職員が、お茶どうぞってお茶を出していたりとか、お花きれいですね~って見せたりとか、これ、どこに僕の専門性があるのか。ない。誰でもできる仕事をやっている。お茶出したりとか。雑用かってぐらい。これだと介護職員の主語が「~さんに」となっている。それで、高齢者にしてみると、「お世話になっている」立場になる。
しかし、僕らがしなきゃいけないのは、自立の支援だ。そうするとどうなるかというと、お茶を入れるのを手伝ってもらう。「加藤さんごめん、お茶いれてもらっていい?」とか、うちのスタッフがよくやっているのは「あ~もう疲れた加藤さんお茶入れて~、お茶入れてもらっていい~?」と言っておばちゃんが申しあげている。これが介護職員のスキルである。それで、一緒に掃除してもらっているとか、やるわけだ。それで、そうすると、「~さんと」という形になる。ケアの仕方が。おばあちゃんたちは、自分たちが役に立つなというところを理解しながら毎日すごすわけだ。
それで、もっといいのは、地域地域って今日の表題だけれども、地域づくりでもいいし、介護をするためのなかで、地域が何故必要かというと、地域で同じことをやると、社会参加になる。施設のなかで掃除していると、自立支援というのだが、公園で掃除していると、神社で掃除していると、社会参加だ。地域のかたから、「いつもご苦労様です」と言ってもらえるような大人になるわけだ。花も、庭で花を植えていたらレクリエーションだが、公園で花を植えていたら、社会参加だ。市民病院の花壇を作ってあげたら社会参加だ。
場所を変えるだけで、高齢者が、社会から必要とされる存在になってくる。だから、車いすでなにもできないとか思っているかもしれないけれども、たとえば、学校の通学の時間に通学路で井戸端会議しているだけでもいい。それで犯罪の抑止力になる。だから、何もできないと考えているのは、職員のかたの思い込みで、いろんなできることは沢山ある。
そういうことをちゃんと考えていくと、スタッフの専門性も、幸福度も上がってくるし、お年寄りの自立度も幸福度も上がってくる。


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