「おたがいさん」のスタッフはどんな人?




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よくうちはスタッフ配置がめちゃくちゃ多いんですかとか、スタッフさんが素晴らしい人が多いんですか、素晴らしいんですけど、基本的には普通に新聞広告を見て、やってくるスタッフさんたちだ。その人たちはほとんどの方が、無資格未経験。逆に、やたら長い人は、介護ってこんなもんでしょっていう考え、固定概念が付いちゃってて、すごく上から目線で入ってしまう。はじめまして今日からの加藤ですお茶どうぞ~みたいな感じでやっちゃうと、むかつきません?ちょっと当たり前っぽいが。人の付き合いって、今日から入ります加藤です座ってもよろしいですかってところから始まる。だから、ためらいのある介護が出来る人じゃないと、ケアは向かない。でも本人たちはうちで働くのは当たり前だと思っているため、見学とかはたくさん来ても、なんでこんなに人来るの?みたいな感じできょとんとしている。
よく、テキパキ仕事をするスタッフと、のんびりとしたスタッフが居る。そうすると、前者のスタッフは、おむつ交換100人分が30分でできたとか、そういうよくわからない話を誇り出すのだが、なんで私ばかりこんなに働いているんだというストレスが溜まってくる、そうすると、なんとか他の人にもやらせようというボーダーラインを引く。それがマニュアルである。それができないスタッフというのは、ダメなスタッフという扱いになる。したがって、のんびりしたスタッフが先に辞めるケースが多いが、我慢できずにテキパキスタッフが辞めるケースもある。うちもいろんなスタッフさんがいて、非常に天然ボケなスタッフもいれば、チャキチャキ働くスタッフも居る。
よく、コミュニケーション能力が高い人の方がいいようなイメージあるが、だいたいコミュニケーション能力は皆ある。だから、そのコミュニケーション能力が発揮しにくい現場じゃないか。介護施設ってシフトがあるし夜勤があるし。それがちゃんと、みんながお互いの事を理解できるような環境をつくれば意外と普通にまわる。それで、実際にお年寄りのことを考えると、どちらがいいスタッフか?という話になる。たぶん、のんびりしたスタッフが先に辞めてしまうが、おじいちゃんおばあちゃんにとって、一緒にお茶を飲んでくれるスタッフのほうがいいスタッフだったりする。ちゃんとお話をきいてくれて。
それで、相互理解の例として、これはメモ記録で、表紙にだいたい僕が「綺麗に書くな」と書いてあります。基本的に一日一ページで、グチャッと書いている。皆さん綺麗にバーッと書いてあるノートって、読みます?記録とか。前の日のぶん、目を通すけれど頭に入ってます?あんまり入らないはずだ。だから、ぐちゃっと汚く絵も描いてあると、こう入るんです。情報として。そうすると皆書くし、たとえば枕の高さがちょっと違っただけであのおじいちゃんよく寝たよとか、そういうことが書いてある。それが皆共有できる。さらにいいところは、おじいちゃんおばあちゃんに対する、職員の感情が入る。あんまり喋らないけれど、あの子はああいうふうにおじいちゃんのこと思っているんだなとか、マンツーで出かけて帰って来ないと、残っているスタッフは、まだ帰って来ない、と怒っているときがあるが、そういうときに、かえってきて、出かけていたときの様子とかが書いてあると、じゃあしょうがないかなとか、そんなにおいしそうにコーラを飲んだんだとか、そういうのが出ていると、意外と皆優しい人たちなので、許せる。
ヘルプマンという漫画をご存じだろうか?リクルートとタッグを組んで、若い人たちに介護の魅力を伝えようという企画があって、それなんかでも取り上げられている。これを見るとわかるが、おじいちゃんおばあちゃんは、「看られる」存在ではなく、教えてくれる存在だ、というのを普通に感じている。
よく、介護職員の賃金が安いからモチベーションがあがらないとか言うが、僕はそうじゃないんじゃないかなと思っていて、僕らのモチベーションは誰がくれるかというと、高齢者がくれる。今日おじいちゃんがすごくいい顔をしてこんなことを教えてくれたとか、そういう楽しさというのが、仕事に前向きになる動機となる。それをちゃんと受け取れる現場を作らなければいけないと思っている。
実際うちの「おたがいさん」では、3年以上介護職の離職ゼロ。10月に一人練馬に引っ越したけれど、そういうのを除いては基本的に辞めない。じゃあうちがすごく給料が高いかというと、全然高くない。むしろ安い。何で介護離職が多いかとか、人材が定着しないかとかは、簡単な問題で、介護の仕事をする人というのは、一発これで儲けてやろうという人はあまりいない。儲からないことは知っている。基本的には、他の人の役に立ちたいという人が、なることが多い。そうすると、働いた職場で、お年寄りの支配・管理の仕事をさせられると、こんなはずじゃなかった、となる。でもそこでちゃんと、おじいちゃんおばあちゃんと優しさも使えるし、優しさを使う技術を駆使する時間がちゃんとありますよとか、そういう時間がない。
だから、発想の転換だ。はじめから、優しさが使える現場で、業務もなく、自立支援をしようという現場を作る。そうすればたぶん職員も辞めないし、好循環でまわる。そんなに難しい話ではない。ごく単純な話だ。
僕らのモチベーションは誰がくれるかというと、高齢者がくれる。職員の優しさが使えて、業務でもなく、高齢者の自立支援をしようという現場を作れば、職員も辞めないし、好循環ができる。


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