ケアの現場で起きていること




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ユマニチュード特集

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認知機能が落ちることによって引き起こされる問題は、場所に関わらず存在している
今のケアの現場では、認知機能が低下している方と上手く一緒にやっていくことができなくなっているということがある。
急性期病院にいらっしゃる方は、肺炎や脳梗塞など何らかの治療をしなければいけない状況で、ここにいる皆様の場合、点滴をする時にじっとしていてくださいと言われたらそれができると思う。しかし、認知機能が落ちている方は、自分が何でここにいるのかということが分からなくなってくる。そして、どうして自分にこんな管が入っているのかが分からなくなってくる。なんでこんな頻繁に人がやってきて自分の体を撫で回すのかも分からなくなってくる。そういうことが重なってくるとじっとしていられなくなってしまうのだ。そして、ケアする側にとっては“治療を拒否する困った患者さん”という形になる。しかし彼女ら・彼らにとっては、別にやりたくてやっている訳ではない。状況を上手く説明されていなくて、侵襲の多いことが自分に次々と起こってくることに対し、患者さんはとまどいを示すことになる。それから次のレベルで、慢性期病院。急性期病院で病気が落ち着いたら慢性期の病院に移ることがある。これは生活の場にはまだ帰れない身体状況である。そしてここでも認知機能が落ちていると、ご飯を十分に食べられないということが起こる時がある。ご飯が食べられないのは、“これがご飯である”という説明ができていないからご飯だと分からなくて食べていないという人がいる。皆さんは想像できないと思うが、これがご飯であるということが分からなくなってしまうのだ。そうなると食べていないので痩せてくるために、施設や病院の人たちは「口から摂れないのであれば鼻から入れよう」と言って、いわゆる胃瘻や胃管などと言われているものがあるが、管を体の中に入れてそこに食べ物を流し込むことをする。ただ、認知機能が低下していると、そういう状況になってもこの管の意味がまた分からない。そしてそれを抜こうとする。抜かれると困るから縛る。このようなことは、慢性期の病院や長期の療養所でも同じようなことが起きている。ラッキーなことにおうちに帰れることになった方々もいるが、認知の機能が落ちているのでご自分の生活を一人で支えることができずに、誰かが助けてくれないといけないというような状況になる方もたくさんいる。いわゆる、おうちでの介護ということである。そうすると、毎日の生活支援をしなければいけない、生活のお手伝いする人たちは、24時間365日休む暇がない。だから、生活を支えることに疲れ果ててしまうというような状況が起きている。今日申し上げたかったことは、おうちでも療養所でも病院でも、同じように“認知機能が落ちることによって引き起こされる問題”はあるということである。


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