認知症の経過と周辺症状




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認知症を発症すると、「私は呆けてしまうのだろうか」という思いから気持ちが内向きになる。自身の身体の調子ばかりを気にする・気になるようになり、どんどんと気持ちは暗くなってしまう。興奮や暴力行為が見受けられ、困り果てた家族によって精神科医を受診、入院となるケースは少なくない。認知症の発症に伴う周辺症状には、徘徊、前述した興奮・暴力行為、被害妄想、物盗られ妄想、嫉妬妄想、人物五人妄想などがある。
 これらの周辺症状がみられる人たちがいる中で、一切こういった周辺症状を起こさない人がいることも確かである。高橋幸男氏は、そういう人たちは今の自身の現状を諦めてしまっているのではないかと推測する。



認知症を発症すると、多くの人は「私は呆けてしまうのだろうか」という思いから気持ちは内向きになる。周りの人からは一見、外面的には静かで少し元気がない様子が見受けられる。
 自分の身体の調子にとらわれやすくなり、「頭が痛い」といったような具体的な症状をはっきり口に出す人も出てくる。このようにどちらかといえば知的に、心気的になり自分の身体の症状にばかりとらわれるようになる。そして元気が無くなっていく。
 ところがそのうちだんだんといら立ちだすようになる。少しイライラする、怒りっぽくなったと自ら口に出す人もいる。そんな症状が現れたと思ったら突然、暴力や興奮が出るケースがある。この興奮や暴力は、周りがなだめればすぐ落ち着くようなタイプではない。認知症の人は、溜まったものを爆発させるように興奮や暴力行為に及ぶため、しばらく収まらないことが多い。このような行為に困った家族はどうするか。多くの場合病院に連れて行き、本人は精神科医へ入院することとなる。ある県での精神科医の入院理由を三年前の10~12月の三か月分のデータから調べたところ、入院理由で一番多かったのは認知症患者のひどい興奮・暴力行為によるものだった。前述したように、なかなかすぐに興奮が落ち着かず収まらないので家族は病院へ連れて行き、結局入院となってしまう。
 これらの興奮・暴力行為に相前後して、被害妄想、物盗られ妄想、嫉妬妄想、人物誤認妄想などがみられるようになる。
 一方で徘徊というのはもともと見当識障害で、隣町のホテルに行ったら出掛けたきり帰らなかった、今思えばあれが認知症の始まりだった、といったような認知症の初期症状からみられるものである。足腰が丈夫なうちは徘徊はよく起こるものである。
 かたや、本当に動きが無い人らがいることも確かであり、その人たちは、これまで述べてきたような認知症の周辺症状(BPSD)を起こさない。高橋幸男氏は、そういう人たちは今の自身の現状を諦めてしまっているのではないかと推測する。


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